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「明日へ続く光」12~運命最終話自己補完小説

エターナルのブリッジは落ち着きを取り戻していたが、クルーはまだまだ休む暇なく対外交渉などに奔走しているようだ。
だがアスランとキラの二人が現れると一旦その作業を止め口々に慰労の言葉をかけてくる。その気遣いが二人には嬉しかった。
「キラ、アスランも」
ラクスは振り返りその身を無重力に翻して二人を迎えた。その手をそっととってキラは引き寄せる、彼女もきっと不安だったはずだ。戦況は厳しくこのエターナルを犠牲にしてもオーヴを護らねばならなかったことを覚悟していたとはいえ。
「うん、大丈夫だった?」
「はい」
ゆったりと微笑む、彼女の安心した時の笑顔だ、二人を見て頷いた。
ひと段落着いたところで、バルトフェルトが声をかけてくる。
「よく戻ってくれた二人とも、であの要塞は、どうなった?キラ」
「・・・はい」
キラは先ほどアスランに話したように自分の連れ帰ったものが何者なのか、そしてどういう結末となったのかを手短に話す。一番衝撃を受けたのは、CICに座っていたメイリンだった。
「レイ・・・が?」
そう呟くのが聞こえた。聞き終えてため息混じりに切り出したのはバルトフェルトで。
「・・・議長が死んだ、か。プラントも混乱しているだろう」
「そうですわね、今後の対応が気になります。一度言い出したこのデスティニープランをどうするか」
「あのプランは、議会には通っていないいわば議長の独断専行。その全貌をプラントとしても掴んでいるかどうか今探らせているが・・・。議長の言葉だけで普通に考えればこのプランでナチュラルとコーディネーターを比べた場合分があるのはコーディネーターだろう?それを考えれば今この混乱している時に乗じて侵攻する可能性はあるな。大量破壊兵器はなくとも戦いは出来る、プラントはレクイエムを撃たれた後という大義名分で国民を納得させる要素は幾らでもあるからな」
プラントは多大な被害をこうむった。今もまだプラントでは混乱し日常を奪った地球連合を倒せとの気運が高まったままだろう。幾ら議長がナチュラルとの融和と叫び世界を一つにと言う政策で進んできたところで、撃たれてしまえば人民を納得させることは出来ないだろう。そしてやり返した。護るための戦いといってはじめたこの戦争。プラントを直接撃つことの出来る兵器がなくなり、連合も弱体化した。がまだナチュラルはコーディネーターを敵とするならば彼らにも戦う理由はある。
その"敵”は連合ではなくオーヴということにしても辻褄はあう。コーディネーターが住める国だがその指導者はナチュラルで、幾ら理想を掲げても友好国だったといえども今回は連合に組しザフトと戦い、これで戦争はなくなるというその思想を一番に蹴った。だからこそ戦う理由はある。
実質上の指導者がいなくなっても議長プランにかこつけてプラントがこのままコーディネーターが支配する国を作りたければ、もう撃たせないようにしたいならば、手っ取り早いのは相手を武力で押さえ込むこと、支配することだ。
そんなことを考えている強硬派の幹部がいてもおかしくはない。
「そこまで愚かではないと、思いたいのですが」
ラクスは呟いた。
「私たちの独自のラインで今評議会のある方と連絡を取ろうとしています、とにかく今は早急にプラントとオーヴや他の国との話し合いの場を作ることが私たちに出来ることかもしれません」
ラクスの目指すもの。
ラクスが宇宙に上がった時からプラントのクライン派閥の政治家やザフトの兵士は活発に働きかけ始めた。平素もまったく活動していなかったわけではないが、やはりラクスという指導者が立つことで明確になるものがあったはずだ。
ラクスの父、思い半ばで死んだシーゲル・クライン。そのシーゲルと同じく、ラクスはナチュラルとコーディネーターが共生する道を模索していた。このままではと暗雲立ち込めた出生率の低さに端を発したコーディネーターの未来への危惧、それよりも今はこの戦いによって人類の明日こそ危ぶまれる。お互いを理解し尊重しあう世界、言うのは簡単だがこれからはそれを根ざして戦わねばならない。人の心が持つ闇と。
「必要ならばプラントに向います。待ってはいられないのですから。2年前に遣り残したことを私もせねばならないのです」
彼女がこれからを考え羽を休める時間はとうに去った。これからは積極的に関っていくのだ「もう迷いはない」と突き進んできた道を。
遣り残したこと、姿を伏せおきた混乱に彼女も多少なりと責任を感じているのは確かだ。先の大戦後このままオーヴに居続けることが本当にいいのかと悩み苦しんでいたこともあるぐらいだ。そう、アスランと同じくラクスもまた自分のあるべき姿を探し戸惑っていたことをキラは知っていた。あの島にいる自分が少なからず彼らを留まらせたのではないのかと思うこともあったからだ。だが今はキラも、覚悟を決めた。
そっと隣のアスランを見る。
ラクスの言葉に彼の周りの空気が研ぎ澄まされたように張り詰めたと感じたからだ。アスランもまた考えていた自分のこれからを決したように見えた。

しんみりと皆の頷きが満ちた時、CICに座っていたメイリンの元に突然AAから通信が入った。「はい」と受けたその直後、がばっと立ち上がり彼女から上がった声は
「・・・え?お姉ちゃんが?シンも?」
一斉に彼女に注目する中、放心状態の様に立ち上がったまま固まったメイリンとキラの隣のアスランもまたそのメイリンの言葉に注目した。その様子を見て通信を変わったのはキラだった。
「・・・うん、わかった。すぐに行って貰うね。ありがとう」
メイリンの方をポンポンと軽く叩くと、「大丈夫怪我は無いようだし、あっておいで」と付け加えた。彼女のここまでの経過はキラも承知している、彼女たち自身仲違いしたのではない、充分に話し合わなければならないだろう。
「でも・・・私」
メイリンの迷いは多分これからのことを案じてだろう。ザフトから見れば二人は脱走兵である、そしてシンに「裏切り者」と罵られたことは不条理で憤りこそ感じるが、だが果たして自分がミネルバに残された立場であったならどう思ったか。シンと同じように思っていたかもしれない。
何も知らない自分と決別できたことを、偶然ではあったが今は後悔していない。
だが、何も言わずにミネルバを出てきた事は、気に掛かっている。姉を苦しめただろうことを。
その逡巡をラクスが見抜いていたかのように、
「これからのあなたは自分で作るのです、メイリン。すべての選択はあなたの中にあります。それにお姉さんと話す機会は今しかないかも知れません」
ラクスの後押しでメイリンは思い切りがついたように頷いてその場を立ち去ろうとする、無重力の中彼女が床をけって行こうとするすれ違い様、
「俺も行く、メイリン」
キラの隣のアスランが動いた。
「うん、それがいいね」
キラはそうなることを予測していたかのように微笑んでそういって送り出した。
メイリンを巻き込んだという気持ちと救出されたシンとの対話。アスランが望んでいる話せる機会がそこにある。
「行って来る」
二人は急ぎAAに向った。

「キラ」
残ったキラにラクスが話しかける、皆今度は二人に注目しているようだ。
「僕もカガリと話をしないと。もう戦わせない、それが今度僕に出来る戦いだ」
デュランダルがいったこと。混迷する世界をどうするかと問われたこと。
自分を含めた人間という存在が解りあえるようにそして変わっていけるように、もう争わない世界をどうやって作ればいいのか。
はっきり言って途方もないことだ。
勿論彼の言ったとおりまた人は苦しかったことを忘れ戦いを始めるかもしれない、そんな世界にしないと誰が言えるかと吐き捨てられたようにキラにもラクスにも確約は出来ないのだ。だが少しずつでも近づけていく努力をすべきだ。
そんな明日を望んだ戦いだったのだから。
キラはラクスと目線を合わせた。
お互いの中にある決意。
これからの居場所、どこで何をすればいいかということ。
彼女は今後、プラントに帰るつもりなのではないかと思う、そしてキラも故郷のオーヴで今度こそカガリと一緒に世界に関っていくことを決めている、まだ誰にも話してはいないけれど、どうするかを訊いてもいないけれどそんな覚悟のほどをお互いに解りあえていると感じていた。
「・・・諦めませんわ、私も」
その言葉はその場にいた皆の心を代弁したかのようだった。

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genre : アニメ・コミック

BLOOD+第8話「ファントム・オブ・ザ・スクール」感想?

週末、家を空けていてネオチ・・・。
携帯投稿できるように設定し出かけて、出先から記事を送ったら他に持ってるBLOGに送信されてました・・・。アレ?
と言うことで帰ってきてPCの前に座りましたがもう時期も逸した感じなので今週は感想オヤスミ。

ですが少しだけ!

「カイとリク、置き去りかよっ」
戦力外通告も甚だしい、本気で「いらん」わけだ、組織的には邪魔だな、小夜の足を引っ張りそうだしね。小夜も承知してるとこがまたなんとも哀れ。二人はあてもなくベトナムで小夜を探すんですね。
リクは既にへたれ気味でしたけど…。カイがワンマンに勧めてこの兄弟に亀裂が走ったりしないかとか不安だわ。
「アイドル化ハジ」
・・・笑った。ああいう得体の知れない人に憧れるわけよね、皆。
「ロッテンマイヤーがいた」
↑わかる人いるのかしら?あの学園のハイミスな堅物教師、ロッテンマイヤー氏(ミズ・リー)。きっとこの人は純粋に生徒や学園のことを思って必死なんだろうな・・・。とか思っちゃって。

今回もいつにもまして流し見ただけですので浅~く、こんな雑感を。
ではまた来週。

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「明日へ続く光」11~運命最終話自己補完小説

アカツキを着艦させたあと即座に収容したザフトの負傷者を医務室に運ばせるように指示をすると、ムウはマードックに迎えられた。
「その様子じゃ、すっかり少佐に戻ったって感じですかね?」
機体チェックのためにコックピットを覗いてくる。ムウは人好きする笑顔で
「ああ、思い出したよ。AAをあの時と同じようにして守った時に」
その返事を聞き終えることなくムウは飛び出すと、まずは会いたいと思うその人のところへと飛び出した。マードックはその背中に
「遅すぎますよ!」
とぶつけ彼流の皮肉で見送った。ムウもそれには苦笑して「そうだな、まったく」と自嘲気味だ。

あの時と同じように間一髪の状況にアカツキでAAを護りに入ったときに思い出したそれは自分が誰であったかと言うことと、自分の中で一番大切な人の笑顔だった。
そして。
この2年、自分がしてきた地球連合軍軍人として行ってきた、さまざまなこと。
(…けじめはつけないとな)

どちらも自分の人生なのだ、ムウ・ラ・フラガとして生きた28年、ネオ・ロアノークとして生きた2年。自分から逃げることは出来ない。
が、まず一番に自分が無事だったことを伝えたい人がいた。
約束を、守ったのだと抱きしめたい人がいた。

「ムウ!」
パイロットスーツのままで急ぎブリッジに向っていたのだが、会いたい人とはその途中ブリッジへ上がるエレベータに乗り込もうと扉が開いた瞬間出会ってしまった。
思わずその人を抱きしめた。
ああ、彼女も一刻も早く会いたいと願ってくれたからこうして飛んできてくれたのだろうかと、嬉しい気持ちが心に満ちてきた。
「・・・マリュー。だたいま」
その言葉しか、今は告げられなかった。本当なら格好つけて「俺は約束を守っただろ?」などというつもりだった。だが、あのマードックが言ったように自分は「遅すぎた」、「待たせすぎたのだ」。彼女の2年は長く辛かっただろう、思い起こすにまだ記憶の戻らない自分を見た時の衝撃とあの狼狽振りは、一度諦め絶望しそれを乗り越えて割り切りまた歩き始めていた彼女を再び苦しめた。苦しんだその2年と幸せだった時のマリューの記憶さえ穢したようなそんな一瞬だったからだ。
同じ形のものなのに、その中身はまったく彼女の望むものではなくまたどれだけ彼女を苦悩させたのか。思い出せなかったとはいえ、すべて自分のせいで彼女を泣かせてしまったのだ。
自分のいなかった2年、自分ではなかった2年。
それを認めて尚、彼女に言える言葉は、今これしか思いつかなかった。そしてマリューもその胸で
「お帰りなさい」と、言ってくれた。

見詰め合う、そしてその無事を本当に確認するために自然と二人の口唇は重なる。
帰るべき場所、そこに戻ったのだとムウは心から安堵した。


そうして暫く体温を分けあったあと。
まだ安定していない現実にまず戻ったのはマリューだった。
「まだプラントの出方はわからないのだけれど、ここでまた戦線が開かれる、という動きはないわ」
オーヴの艦隊もほぼダイダロスに終結し終えた、AAはまだ基地には入らず戦域から各軍が撤退していくそれを見守っていると言う状況だ。ザフトは月面に落ちたメサイアなどから兵士の救出、戦闘終了後の後始末を行っている、その指揮はイザーク・ジュールが執っていると聞く。
が、前線はイザークが取り仕切り既に戦闘行為を行わないと徹底されているがプラントは今連合をせっかく弱小化させ人心を掴んでいるこの時を戦機と考えている可能性はある。この戦いに割いた戦力以外に本国にまだ温存する部隊もあるはずだ。この愚かしい戦いをこのまま議長の言う世界でプラントが地球を、いやナチュラルを支配したいと思えばまた立て直してくるだろう。
「予断を許さない、というわけだな。これで終わりにしたいが」
「今後はカガリさんたちの出番よ。私たちはこのまま守りに就く」
交渉のステージは今オーヴ本国が議長の思想を受け入れなかった国々と連絡を取り合い意見をまとめプラントとの話し合うために早急に整えている最中だ。自分たちは今この宇宙で出来ることをする、この戦いの後始末や今後のための準備を怠らないこと、それを確認しあった。
二人は肩を並べてエレベーターに入った。上昇の後着いたところでムウはブリッジに向おうとする彼女に付き添わずこう言い出した。

「医務室にいく、助けた坊主に殴られてこなくちゃならなくてね」
ムウが助けた二人は、そのうちの一人の女性パイロットが「ミネルバ所属のパイロット、シン・アスカとルナマリア・ホークだ」と名乗った。一人は低体温で急ぎ処置が必要だったため彼女が答えたのだ。二人のスーツは残留酸素もなんとか足りていて低酸素症もなく外傷も認められないということだったが現在検査中だとの報告が入った。
彼らを詳しく語ればシン、という少年はレクイエムの攻防戦でジャスティスが撃墜したデスティニーのパイロットだ。そしてルナマリアと名乗った少女はエターナルに移ったメイリンの姉だった。
現在メイリンにはこの報告をしてこちらに来るかを打診するよう指示を出した、彼女は一も二もなく飛んでくるだろう。
もう一人のパイロットであるシン、彼とAAとは少し因縁がある。かといって恨んでいるわけではない、かの極寒の地で、ミネルバに追い詰められた時キラはフリーダムを失った、そのときのインパルスというMSのパイロットが彼であったがそれもこの戦争の中、仕方ないことであっただろう。
この目の前にいるムウ自身もあの時、腹いせにキラに「ざまあみろ」などいい「勝気でどんどん腕を上げている」とも賞賛していたザフトのパイロットでもありこの戦いの中心的な兵士であるといえる。
そういえば、そのシンとムウは「一度会った」と言っていた。ザフトの兵士と連合の将校とがあったというその目的は何だったのだろう。そういえば訊きそびれていた、が今はそれを聞いている時間もないのだが。
ムウが「殴られてくる」と言った表情があまりにも真摯でその原因はわからないが罵倒されても仕方ない出来事が彼との間にあったに違いないと推察できた。
だから、殴られなくてはならないのだろう。

国と国との決着、個人の感情のけじめ、そしてこれから進むべき道。
それを模索せねばならない。迷わず禍根を残さず前を向くには、些細な気がかりでさえも今は納得のいくように自分の心に偽らずに行動すべきなのかもしれない。
「大丈夫、生きていれば分かり合える日が来るのよ。だから頑張ったのでしょ?」
守りたい、と人は武器を取っただがそれは憎しみを生みまた争いを作る。そんな世界をなくしたいとマリューはここまで来た。
失ってしまったと嘆いた日々、でも彼が愛した世界だからこそまた自分も愛していこうとここまで来たのだ。人は争うばかりでなく分かり合えるのだと信じて。
その一言と、マリューの柔らかな瞳に勇気付けられた。
過去を振り返る時、戦争しか知らなかった子らを護れなかったというその不甲斐なさに苛まれる。戦争さえなければそういう風にはならなかったかもしれない彼ら。
戦うことを取り上げれば価値は見出せず結局死に至るだろう彼らには戦わせることが唯一の救いなのだとも思い込んでいた。
温かい世界、そうだな見せてやりたかったな。
ムウは瞑目した。

「私も後から彼らのところにいくわね」
言ってムウをそっと抱きしめた、短い抱擁。
大丈夫、護りたいものも、守っていきたいものも自分の中には変わらずある。

二人は別の方向に踵を返した。

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genre : アニメ・コミック

鋼の錬金術師12読んだ。

コミックス派なのでガンガンの方は知りません。
いつものように話のテンポがよくて満足させてくれます、きちんと伏線消化も、波及もうまいですしね。
カバーの中のおまけも大好き、今回の大佐の歌には脱帽気味。
さあ、ネタバレ感想アリです。ご注意を。

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genre : アニメ・コミック

BLOOD+第7話「私がやらなきゃ」感想

大黒柱の父をなくした宮城家、小夜たちの復活までのエピソード。
ちょっと想像したとおり、というかも一つ盛り上がらなかった。話がゆっくり進むからかしら?
簡単に感想を箇条書きに。
・赤い盾の組織力に驚き。あんな船を近くに停泊させてるとは。
・えらくこまめに輸血しないといけないのがどうにも気にかかります。がどんな血を入れてるのだろう?普通の血液??
・引きこもったリクを説得するカイ。父の尊厳ある死を認めていることもあり、また長男として父の代わりとして分解しそうな家族の絆を護ろうとする姿が健気でもあって株を上げた。小夜が来て1年(でしたっけ)この兄弟達の繋がりの強さは生前の父親の包容力おかげかと改めて思えます。
今後キレやすそうな兄カイがどう男を上げていくのか期待できそう。
・ハジの何か急に舞い踊り?「これが貴女の太刀筋」…何してるのかと思ったのは私だけ。つかわかりにくいよ…。
・ハジの「今の貴女には受け止められない」からその過去を話せない、という。「戦っていくこと」で自分を知っていく、今はそれしかないという小夜…それでいいのかな?と。何か小夜の立ち位置がすっきりしない私。
・とにかく、宮城家の3人は「戦う」ために立ち上がるのかと。
小夜はともかく、他の2人は訓練組織にでも入るのか?今のままじゃ無理よね。特にリク…。

と主人公側のお話よりも、次への話の布石が気になったのが本音。
・ジャーナリスト、岡村の地道な取材
翼手事件の奇異さを追っかけて、ヤンバル研究所の跡地で地道に活動中。何もわからないところから謎にぶち当たりつつ結構核心に迫り危険になりそうな予感。こういうキャラの目と一緒にストーリーを追いかけたいと思います。いつか赤い盾に遭遇するのかと思わせますが、先に米軍に狙われ命もやばそうなキャラだな。
・ベトナムに乗り込んだアメ男
新しく出てきたカールもハジと同じ?ような、片手は鉤爪。製薬会社のトップであるとか?思い切り胡散臭く次に小夜が乗り込む学校の理事も?だけどここでも嫌われそうなアルジャーノ、とか。

予告で小夜がいきなり大役抜擢?戦うと決めたらこき使われイメージ。
ベトナムのリセ(女子高!)への潜入捜査。
あ~やっと制服卒業かと思ったらやっぱり制服。
世界の女子高校生の制服を着るっていうコンセプトも盛り込まれていたりしたらどうよ?とか思った来週からのお話。下僕なハジは「庭師」でお供(笑)
早くも日本を飛び出すわけで、なにやら「D67」を作っていそうな現場に近づきそうな予感ですね。

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「明日へ続く光」10~運命最終回自己補完小説

展望室の真ん中のソファーに腰を落ち着けて、アスランとキラは肩寄せあって話をした。
憶測による話が殆んどだったが、的を得ている様な気がした。

「誰が作ったかは判らないが、クルーゼ隊長と同じ遺伝子を持つ、と言うことかレイは」
「うん」
状況からの判断だが、本人も言ったようにそれは事実なのだろう。生まれた年も、理由もわからない。だがクルーゼより後に生まれたのは間違いないだろう。もしかすると議長が関っているかもしれない、が想像だ、今は確かめられない。
「だからといって、キラを憎むように…クルーゼ隊長は戦場でそれをレイにどうやって伝え…あ、メンデル?議長か」
「うん、あそこにいたってラクスが調べていたから、僕の生まれのことも知っていて当然かもしれないけど。それにもしかするとレイの誕生にも関係したかもね。そうなるとラウ・ル・クルーゼと懇意だったという可能性だって出てくるから」
「そう、だな。だがレイと議長の親密さからすると可能性は高い」
利用した、のだろうかクルーゼの感情をレイの一途な子供の素直さに刷り込んで、クルーゼの孤独をレイでせめて晴らしてやろうとでも思ったのだろうか。
"親密”というかレイは議長に盲目的な信頼を寄せていた。そんな人からの刷り込みと自分の限られた未来を思えばその考えに凝り固まる可能性はあるかも知れず。
アスランが考えているとキラがこう切り出した。
「議長は、レイの生い立ちをお得意の「運命論」で「役割」として彼の人生決定付けたのかもしれないね。レイは議長に「”クルーゼ”と同じ遺伝子」を持つのだからいずれ同じようになる、なら初めからそう生きろとね。そんな生き方しかできないことを恨むなら「人の欲望」を恨み憎めと、そしてこのままの世界だとまた同じような者が生まれると。繰り返さないためには議長のプランはレイにとって…」
レイもまた議長の思想で自分と同じ様なものが二度と作られない世界をと望んだ、そして自ら議長の思想の「戦士」となった───?
「進むべき未来の光だと思えたんだ」

同じ遺伝子だからと言って、その心までもが同じではないとアスランは思う、がレイは議長の”DESTINY PLAN”を信じそれこそが自分を救済してくれる崇高なものに映った。そしてPLANを理解できない、同じ存在のはずのキラを眼の敵にした、もう一人の自分が望んだように憎むのが当たり前だとしたのだろう。
遺伝子学的にキラはとても幅がある、想像するにPLAN上イレギュラーな存在なのかもしれない、議長としてもそんな存在は必要では無い、御しきれないのだから…何と傲慢なものか。アスランは反吐が出る思いだった。かつて自分も"戦士”としてのアスランしか議長には必要がない駒であったという苦々しい過去を思い出したからだ。その役割以外は必要が無い、それ以外を行くなら死、と粛清されかけた自分を思い出す。
本来はラクスが言ったように、アスランの"戦士である”という才能は、アスランがいくつも持つ可能性の一つであり他にもたくさんの可能性を持っていてそれを自身が選んで生きていく。それが人の生だろう、それを誰にも指図されたくはない、だから議長のPLANを受け入れられない。
アスランが腹を立てているその横でキラは、自問自答するかのように呟き、

「信じていたものが揺らいだ瞬間、だったのだろうか」
一発の銃声は。

キラが何にだって命は一つだと伝えた。
それが彼をクルーゼの呪縛から逃れ何かの光明を得て、そしてあの時キラを撃たず議長を撃ったのだと考えるのは単純すぎるだろう。しかしレイが本当に望んでいたことを諦めきれないままに、『運命』だけに翻弄されていたのなら、あの瞬間それに気付いたということならば。
戦う自分ではなく望んだ自分を実現したいと少しでも思ったから撃ったのだとしたらあの冷たい場所には置いて来なくてよかったと思う。
「僕が、レイを助けたのは同情から始まったあまりにも孤独で、見ていられなかったから。でもあの時彼本来の何かを望みたかったという意思を感じた、だから連れてきたとも思う」
だからこれからは自分の心に忠実に。
人の腹から生まれてこなかった自分たち。キラは殺されてしまったというが父母がいて、育ててくれた夫婦が自分をこよなく愛してくれて。
ここにいるアスランは甘やかせてくれていて、自分にとっては大切で仕方ない存在だ。
かけがえのない、存在。
キラにはそう思える人が多い。アスランもラクスもカガリもマリューも、みんな。キラにとっては大切で、みんなも自分のことをそう思っていてくれれば嬉しい、いやそう思っていて?と願っている。
その中で自分は自分らしく自分に忠実に生き、受け止められることを至上の喜びにしているのだ。
でもレイにはそんな存在はいない、いなくなってしまったといえる。
「・・・ミネルバに、レイと親しい人はいた?」
ミネルバには同僚が居るだろう、そこに心許せる人が居ないだろうか?キラは今更ながらにそれに気づいた。
「いる、というならシンだな・・・」
自分が撃墜してしまったシン。レイとシンは自分とキラとの関係とは少し違った友誼で繋がっていたと思う。今の自分たちのように肩寄せて話していた…その場面はキラをフリーダムを堕とす作戦を練っていた時だったと思い出せば苦い思いが胸を締め付けたが。

そのシンはどう、なっただろう。
聞く耳が無かったシンを力任せな行動で沈めて沈黙させた。
怪我は無いだろうか、ミネルバは?
アスランはあの時自分がリフターでミネルバを攻撃したことを思い出しつつ彼らの行方が急に気になり始めた。
そしてこの戦いの結果をシンはどう感じているのだろうかということも。
通じなかった思い、怒りのままに感情のままに戦いへと臨んだあの後輩は今何を思い、なにを求めるのか。
不意にアスランは確かめたいと思った、いや決着をつけるべきだ、そう思うといても立ってもいられなくなった。だが、その足はなぜか一歩を踏み出せなかった。
レイのことも、議長のこともシンがどう受け止めるだろうと考えたのもあった、だが力で屈服させてしまいもう本当に決別してしまったのかもしれないとの思いも過ぎるもう間に合わないのか?とも。だが自分としては納得できるまで話をしてみたいのだ。きちんと区切りをつけないといつまでたっても引き摺り、そのことがまた自分を立ち止まらせるだろう。きっとシンもそうなるだろう、そうなればまた同じことを繰り返すのだ。

急に立ち上がったアスランをキラは見上げる。その顔は「遣り残したことがある」というものだったから。
「アスラン、決着はつけた方がいい」
そう告げる言葉、勝手に口が動いたように感じる、キラ自身自分の戦いは、己を知り己がかかわる世界をやはり放って置けない、だから戦うことも辞さないのだと気づき。今、レイを助けたことで自分の因縁がらみのさまざまな出来事に帰着できると思っていた。
だが、アスランは。
月に向うAAの部屋で、シンという彼と話がしたい、と言っていたではないか?
彼を導きたいと、それが叶うなら後押ししたい。

動き出そうとしないアスラン。
キラはそっとその体を抱きしめた。
アスランもまた、この戦いで多くのものを失っただろう。
その一つに、ミネルバとの別れがあったはずだ。それは不本意なものだったと思えるから。
人とのつながりをこうして実感して勇気付けたい一心でキラはアスランの背中に手を回してその背をポンポンと軽く叩いた。
「気持ちに決着をつけないと後悔する、それに引き込まれて迷うことになる。アスラン、行こうブリッジで情報を集めよう」
その抱きついてきた細い体を抱きとめて、アスランはやっとキラの無事を確認したような安堵感を得た。
キラは先の大戦の後自らの心と充分に対話したのだろうか、きっと独りで自分の在るべき意味を考え悩み区切りをつけたからこそ今こうして立っているのだろう。
だから強いのだ。

アスランは自分もそうなりたいと思う。
これまで自分がこの戦いの中で心を残してきたものに終止符を打たねば先に進めないということを痛感している。
キラをぎゅっと抱きしめることで、その提案を承諾するのだった。









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映画 機動戦士ZガンダムⅡ~恋人たち  感想

映画を見てきた人向け、ネタバレあり
やっと行って来ました。
16話~32話(でしょうか?)のZガンダム、新訳ということでどの辺りか?とⅠの時も眼を凝らし耳を澄まして観てきたわけです。まだ具体的には解りません、どの辺りがそうなのか?最後まで見届けないと、と思うのですが。(と言うかTVも見直さんといけませんね)
しかし、前も言ったけどTV本編を見ていない人には構成が優しくないなあ…と思ってしまいます。

さて「恋人たち」と冠したわけですからさまざまなカップルが出てくるわけですね。
見終えてみるとカップルな人達に限らず、人間の相手を思う気持ちは=生きること、というメッセージを込めて"恋人たち”なのだと思いましたけれどね…。勿論その気持ちは"愛"だとか"好き”だとか言ういい感情ばかりではない、"負”の感情憎しみとか敵といったものも介在しているわけですよね。相手を思う気持ちの紙一重、って所を表現しているのかな?ジェリドとカミーユ然り。
まあ♂×♂語りだすと止まらないので今回は置いといて。

では「恋人」という関係な人たちをまず。
Zの中でカップルというと私はまずアムロとベルトーチカの二人が思い出されます。
ベルトーチカって放送当時とても印象の悪いキャラでした、カミーユに「ガンダムをアムロに代われ」とか言っちゃったし。
でもベルトーチカは解りやすいんですよね、というか感情移入しやすいキャラだと思うんですよ。
アムロへの興味がまずあってアタックしたら本人は過去を引き摺っていた、「同情ならいらない」とかいいながらアムロは欲しがってる。私がいないと!な心境のベルトーチカも嵌っていきと強く思うようになって結局独占したい気持ち、亡くしたくないという気持ちに発展して喪失したくない思いが、他人のこと持てるものも出来ることなら利用したいという感覚になったりする。
アムロは自分が成し遂げれば一番近くで一緒に喜び悲しみそして奮い立たせてくれる、ちょっとお母さんチックなそんな人がいてその人の動向に敏感なんですが、これをアムロは「女の尻にくっついて」と言ったりしてる。カミーユに言わせれば「傷を嘗めあっている」でしたけど、そうとは言い切れない。確かにそれから始まったかもしれないけどちょっと母子のアメムチ関係でこの時のアムロには実に必要な存在だったと思います、たとえそれが利用という形であってもね。アムロが立った暁には今度はベルトーチカが追いかける番、という形だし。短い登場でしたけど映画でもよくこの関係は描かれていたと思いました。

じゃ、カミーユの回りの女性は?というと。

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theme : 機動戦士 ガンダムシリーズ
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おめでたい日ですね

今日は紀宮様御成婚の日。本当におめでとうございました。
日本国民としてお祝い申し上げます。
ニュースもトップだし、色々特集番組も朝からしてましたけど、披露宴での両陛下の嬉しそうなお顔、とても印象に残っています。
とても毅然としていらして、一般の親は泣いてるよ、あんな雰囲気なら、とか思いつつ・・・。
本当によかった、お幸せに。
皇族を離れて戸籍を持ったわけですが、紀宮様専業主婦か・・・。
どう考えてもあのお二人天然・・・。
なんか想像すると微笑ましい、世知辛い世の中ですが同じように所帯を持って生活し始めるんだ、とか思うととても感慨深いです。
愛子様は皇室典範が変われば陛下のお子様として一般の方にお嫁入りすることもないかもしれないし、本当に最期のプリンセスのお嫁入りだったのかもしれませんね。(ああ、秋篠宮家にいらしたねお二人・・・)
では世紀のご結婚を祝して、一言でした。

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「明日へ続く光9」~GSD#50自己補完小説

自己満足で書いていますのでクレームなしでお願いしますね…興味のある方は1からどうぞ。



「僕はメンデルで、研究されていた人工子宮で生まれたコーディネーターで」
淡々と、キラは抑揚もなくそう語り始めた。
「僕にたどり着くまでに多くの犠牲を払った末の研究結果、なんだ」
アスランは一瞬キラが何を言っているのか、理解できなかった。だが頭の中で噛み砕いていくとうちにキラの生まれてきた背景の異常性に気づく。
研究?
犠牲?
結果?
それらが重なって意味を成し、キラができた・・・?

「コーディネートされても不安要素はある、現に子供が出来にくいとか、望みどおりの容姿じゃなかったとか能力が開花しないなんていうことがあるんだよね。それをすべて払拭するため父は、僕の父は研究を進めていた。結果その不安定要素はすべて母体にあると考えたらしい。だから、解決法としては母体から胎児を引き離し人工子宮で完璧な管理によって育てることが最良という説を数々の実験から裏づけていったんだろう。その末に母体から取り出された僕だけが母の温もりのない所で生まれた」

何のために、どうしてキラは生まれたのか。
それが今キラの口から語られていた。
アスランはキラがあの優しくおおらかなヤマト夫妻の実子ではないということはカガリの持ち込んだ写真や先の大戦のメンデルでの出来事以降感づいていたが、しかし。どうして?キラが?
何の因果なのだろうか?

さまざまな考えが空回りしている、キラはそんな戸惑いを隠せないアスランを置いて次々と言葉を繋ぐ。
「その実験の過程で多くの胎児が犠牲になった、と思う。なかなか成功しない実験、そして資金繰りも難しくなった父へ援助を申し出た人がいた。自分のクローンを作ってくれれば資金は援助する、己の命を金で買おうとした男がいたんだ。」
「・・・!なっ」



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BLOOD+第6話「お父さんの手」感想

感想に先立って私事ですが、他社BLOG「日々キラキラ」をこちら移し統合してBLOGを一本化しました。今までSS閲覧でこちらに来ていた方も、本家で運命の感想からお付き合いの皆様も改めましてよろしくお願いします。

それでは「BLOOD+」さらっと感想を。
タイトルからしてオヤジ(泣)であることは覚悟をしていましたが、まずは米軍のことを。

いくら地位協定があっても、爆撃はいかんでしょ、爆撃は!

と叫んでしまいましたが、それほどまでして露呈を避けなければいけない、とされる「D67」(やマウス=実験体)の存在。今までの戦争で翼手を投入し実験してたそれも、海軍空挺部隊まで出してもみ消してたぐらいだからなんとしても秘密は護るでしょうけど…やりすぎちゃう?アルジャーノは皮肉って「さすが最大の力を持つ世界の警察、素晴らしい決断」なんて揶揄してましたが、だからって爆撃するしか手がないってそんなもんをさ持ち込むなよ。
どうせ対外的には演習のミスとかって逃げるんでしょうけど、一寸異常すぎ。自国で研究しろ!まね、アジアを睨むというところでは日本は米にとって戦略的に重要なんだもんね、米的には「日米安全保障条約」があるし実験施設の一つや二つ何とかできるし有事の際はここにおいときゃ即投入実験できそうだしね…日本は平和ボケつーかそういう点では米も御しやすいでしょうよ条約もあるし軍隊ないし護ってもらってる日本ツライ立場だし、実際こんなことが起こっても日本もそのときは騒ぐけど結局、国民は時間とともに忘れたり、なあなあ的になったり…沖縄に住む方には悪いのですが私もその一人だったりするのよね。
この話はほんと今の日本の危うい立場というか、色々考えさせてくれるわねと感じたのでした。

さて、小夜。
父を助けるために恐怖や不安を抱いたまま乗り込んだわけですが、やはり"素”のままでは翼手には立ち向かって行けませんでした。
ちょっとホッとしたり…。それなのにデヴィットの「小夜、戦え!」がちょっと惨いなあ…と感じ、「ヤらなければヤられる」と責められても、無理よね。どんなに人の面容からかけ離れていたって、それは人だとわかっているわけだし。
そんなこんなで危機に陥って現れたオヤジ殿!
「ばけものが~」
と雄叫びながら、貴方も十分化け物パワー。
翼手の特徴的な爪を持ちつつ変化が止まっているのか?と思わせるハジもいるし、オヤジもこのまま…!と期待させてくれたのも一瞬。
小夜を庇いまた、受傷。
しかし今度は「D67」のお陰で治癒能力は優れているが、それとともに人間では無くなる、という体になっていて。

精神が冒される前の、ジョージとして、小夜とカイ、リクの父としての死を選ぶその時をその子供達はどう受け取ったでしょうか。
それが最良、と受け止めても仕方ないと諦めても思い切れない思い。
自分の血で尊厳ある死に導けたとしても、小夜はまだ「自分」が何者であるかまだわからないんですよね。
ジョージの遺言になってしまった、
「信じる道を行け、過去を受け入れろ、明日のために今日を生きろ」
小夜も、カイも、そして死に目に会えなかったリクも。
どんな道を選択していくのでしょうね。
小夜は遺言どおり色々なものをふっきって立ち向かって行くだろうし、カイも男として養父に代わり小夜とリクを護るという点ではジョージの跡を継ぐでしょう。このまま翼手を追うんでしょうしね。でもリクは養父が無事帰ると信じていたようですし、養父の死に戻らない日常をどう受け止め変化していくのかと、一番注目したいと思います。

さてその他の色々
・ハジ「小夜、貴女が決めるのです」ってハジあなたも自分のこれからも決めてもらうんだよね・・・下僕なんだよね~。
・帰りの車の中の1シーンに思う。血糊は拭こうよ・・・小夜。


では来週>>>第7話「わたしがやらなきゃ」

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genre : アニメ・コミック

とうとう統合決意

こんばんは。
ここではGSDの#50補完小説を中心に書いていますが、LINKに貼ってあるとおりもう一つ「日々キラキラ」と名の付く、元GSD感想中心キラBLOGを持っています。
今の状況で分けて置くメリットはないし、ただBLOGをはじめたのが向こうのエ●ブロだったので愛着があっただけ・・・。HPもあってBLOG2つ管理も辛いところなので統合することにしました。

希望としては統合してもっと更新マメにしたいです・・・。
こちらの小説はどうにもほったらかしなので、早く終わらせたいし。
ということで明日の「BLOOD+」感想、そのあとGSD#50補完続き、と更新していきます。

それではよろしくお願いします。


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genre : アニメ・コミック

「明日へ続く光(仮)」8~GSD#50自己補完小説

何があったのか。

それを説明するのは難しいことだとキラは咄嗟に思った。
だからといって言葉にしない、話をしないということを選択はしない、アスランには隠し事はしたくない。どんな些細なことであろうが「話し合わない」ということが何を引き起こすか、キラは身をもって知っていた。支配される感情のままに自分をぶつけてしまい相手を慮ることができないような「対話」は歪みを生じる、どんなに相手を信用し信頼していても。
そうしてまた戦ってしまったから。
それを知っているからこそ、アスランもこうして歯を食いしばって感情をコントロールして、事実を知りたいのだと訴えているのだろう。

何もかもを話してそれから二人で考えたい、キラはそう思うのだ。だからそっとアスランの頬を撫でて、「全部話すから」と瞳で訴えてそれから自分を落ち着かせるために大きく息を吸って、話を始めた。

「キミにレクイエムの阻止に向かってもらった後、僕はレジェンドと対峙した」

ミネルバに配属された機体、デスティニーとレジェンドの操縦者のことは少しだけ聞き及んでいた。オーヴでもその2機とは戦ったが、そのときには明確に感じることができなかった、何か。
それを今日レジェンドのパイロットに感じた。
既視感、いやそれよりも強烈な感覚が脳を直接揺さぶった。そして感じた憎悪。それは確実に自分を葬るために放たれた負の感情だった。

『わかるだろう?ラウ・ル・クルーゼだ』

いるはずもない亡霊の名を吐いてキラを追い詰めた。

確かに感じるものはあの怨念だった、世界を恨み、世界を破滅させようとした男。対極に存在した男は全てを恨むことで終わらせようとしていた。それをこの手で阻み、滅したのは自分だ。
それを忘れられるわけはない。今でも克明に思い出せる感覚なのに。

そこにいるのは誰だ?

違う、彼ではない、たとえ同じ遺伝子を持っていたとしてもそれはあの人ではない。だから、言った。

『命は何にだって一つだ』と。
『それはキミのものだ』と。

だが、レイ自身がキラを恨み憎み殺したいほどの情動をぶつけてきていたのか、それとも彼も何かの怨念に取り付かれていたのかは本当の所はわからないのだ。
ただ、レイは今まで自分を殺してきた、いや自分というものを選択できなかったのではないかと思えた。
あの、議長との対面を経た今だからそう思えるだけで真実はレイの胸の内にある。だからアスランへの説明もこんな風に曖昧になるのは仕方のないことだったのかもしれない。


「レイは、僕を憎んでいたのだと思う、いやそう思い込んでいたのかもしれないけれど、でもそう願ったのは間違いないと、思う」

「…どういう…意味だ?」
疑問は呟きとなって漏れる。
何の接点もないはずだと言い聞かせた。なのにどうしてキラをレイが憎むのだろうか。キラはプラントに住んだこともない、フリーダムのパイロットとしてもその存在は公にはされず知る者は先の大戦の第三勢力として戦った戦友位だろう、なのに。もし知っていても噂に過ぎない確証のないものだろう。なのに、何を理由にキラを憎むというのだろうか?

「…殺したい程に僕を恨んでいた」

そのキラの言葉にどきりとした、思い出す場面があったからだ。

ミネルバでレイとシンが肩を寄せ合い一つのモニターでフリーダムの攻略方法を話し合っていた姿、程なく下った命令はAAの討伐に自信ありげに出撃するシンを見送るレイの姿で。

撃墜に成功した時、称えるように正論を吐くその台詞じみた言葉に感じていた違和感。

「…どうして、そんな風に考える?」

自問風に出た言葉、だが内心は。
(やはり)
と思っていたのだ。前にも漠然と感じていたことがあった。


アスランには恐ろしく一致していく符合のようなものを感じて心臓が高鳴った。
シンのインパルスと対峙したときのフリーダムを見るその睥睨の眼差しの奥、冷静な仮面の下に隠された凶暴な怨念。
それを感じなかったか?

何故?疑問は深まる。何があるというのだろう、キラとレイの間に。
本当にそんな感情があったとすれば、何があってその憎まれていると思う相手をキラはつれて来たのだろう。

「キラ・・・?」

キラの瞳は全てを悟っているかのように落ち着いていた、それがアスランには腹立たしい。自分の知らない何かを隠しているという証拠と感じるからだ。思い当たると怒りがこみ上げる。

「何を隠している、キラ」

自分でもその声が低音に絞り出されたのがわかるほどに怒りを含んだものとなって放たれた。

キラは、そのアスラン疑問が怒りに変化していく瞬間に見入っていた。自分を見詰める瞳が深い湖の底のような静謐な翠が恐ろしいほどに美しくて吸い込まれていくようだった。その瞳が余計、キラを冷静にさせた。

今まで、言えなかった。

自分は何者なのか、を。

先の大戦の中で知った自分の出自は自分を戦いの中心へ引き寄せた。人の欲望で生まれたあの男と自分、戦うしかなかったその結果は終戦後キラを無力感に苛んだ。戦うことの虚しさや後悔や哀しみ自責様々な感情が溢れ出て纏まりがつかず自分を深い闇に叩き込んで、長く尾を引いた。時間がゆっくりと進むような南の島で自分を取り戻すのに時間を要すほどにキラを打ちのめしていた。
しかしその時間がキラに自分を振り返ることを許した、自分が何者なのかを考えさせた。
どう自分を否定してもどう嘆いても、「自分」という存在は唯一で、逃れられないのだと自覚させ、そしてラクスに言われたあの言葉を、理解したような気がした。
『世界は貴方のもの、貴方も世界のもの、生まれ出でこの世界に在るからには』
世界は、生きる世界はこうしていつも優しい。そこに生きる自分は何を求めて戦ったのかと見詰め直し、欲しいものが何なのかを自問し、それを掴む為に生きているのだと思い知った。それは世界の誰もが同じように持っていてそれこそが”希望”というもので、自分もそれをかなえるために生きていいのだと納得するのに多くの時間を費やした。
その答えを得る間、特にアスランやラクスやカガリには、本当に本当に心配をかけた。何も聞かずにキラのありのままを受け入れてくれている。きっとそれはこれからも変わらないだろう、そんな全てに感謝して今ここに自分はいる。

(もう大丈夫、今は護るべきものがわかっているから)

自分の全てを曝け出す勇気は、蓄えていた、きっと。だからこそ何もかも彼に話す、先に進むために。

自分は変わらないのだ、何者にも、変わることはないのだ。

「僕もレイも、人のあくなき欲望の結果に生まれた者。そしてその対極に僕達は配された。だから彼は僕を憎んで僕は彼を助けたいと思ったんだ」

語られ始めた言葉の真相はまだわからない、しかしまっすぐ見詰めてくるキラの紫の瞳には迷いはない。
それを眩しく感じるアスランだった。






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